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自宅でできるリハビリ
重症心身障害児(者)、医療的ケア児の 合併症とその相互関係
船橋満寿子.重症心身障害児の日常生活での健康理.
江草安彦(監)重症心身障害療育マニュアル.第2版、
医歯薬出版.2005;207-212より引用.一部改変
筋緊張異常パターン
なぜ姿勢ケアが必要か
- 生まれた時から色んな姿勢や運動の経験により、発達を促すため
- 子ども達が安心して、心地よく過ごし、より良い発達を促すため
- 生まれた時から色んな姿勢や運動の経験により、発達を促すため
心肺機能、消化管機能、関節可動域、筋・骨格系の発達 - 精神的活動に有効
食事・哺乳、探索・操作などの遊び
姿勢について
理学療法として目指している事
- 色んな姿勢が取れ介助が円滑になる。
- 3つ以上の体位で30分以上、最高2時間同じ生理的状態を継続できる
※30分あれば痰が気管支から気道へ流れる - 移動の拡大のため、バギーなどを用いて座位保持を基本的に行えること
- 上記が、長期間・長時間におよぶ耐え難い痛みを伴わない
- 基本的には、ライフサイクルにおける危機に対応
参考:重症心身障害者のための理学療法セミナーより
姿勢評価のポイント
- 求める姿勢の目的は、休息or活動か?
- 多様な体位・姿勢はとれるか?
- 最大可動域に固定されている関節はないか?
- バイタルの変動はないか?
- 頭部の位置は保持されているか?
- 適切な有効支持面をもっているか?
- 接触支持面の圧の分散は?
- 他動的な動きに立ち直ってくるか?
参考:重症心身障害者のための理学療法セミナーより
ポジショニンングの目的と方法
褥瘡予防 | 20~30° |
---|---|
気道クリアランス | 頭部挙上60° |
下側肺障害の予防・治療 | 腹臥位・前傾側臥位 |
VAP予防 | 頭部挙上30~45° |
体位と呼吸管理 宇都宮 明美 :人工呼吸 第27巻 第1号 64~67頁 2010年
ポジショニンングの有効性
体位と呼吸管理 宇都宮 明美 :人工呼吸 第27巻 第1号 64~67頁 2010年
姿勢の特徴